率は分母とセットで書く
率だけを記録すると、後から係り先を取り違える。 防ぐのは注意力ではなく書式。
実例(2026-09-09)。計測結果をこう書き写した。
常駐コンテキスト約900 est、root CLAUDE.md 761、コマンド計138(予算約2000の7%)
括弧が 900 と 138 のどちらに係るかが読めない。900 ÷ 2000 = 45% なので 900 には係らず、 138 ÷ 2000 = 6.9% で 138 に係る、と算術から逆算して初めて確定した。 本来なら書いた時点で確定していたはずのものを、後から推定する羽目になっている。
書式を変えれば、この誤りは構文的に起こせなくなる。
コマンド計 138 est / コマンド予算 2000 est = 7%
- 値・分母・単位・集計範囲の4つを同じ行に置く。 どれか1つでも欠けると、読み手が 係り先を推測する余地が生まれる
- 単位が何を測った値なのか分からないなら、率を書く前にそれを確かめる。
上の例では
estが何の単位かが未確認のまま率だけが独り歩きしていた - 目視で守る規約と、書式で守る規約は別物。 前者は「気をつける」しかないが、後者は 守った瞬間に誤りが書けなくなる。検査に載せられるのは後者なので、規約を採るときは どちらの型かで仕分ける価値がある
分母を書かない率は、書いた本人にしか読めない。そして本人も忘れる。
関連:応答性と精度は別の量(量を混ぜない)/書いた当日に監査する/関門は重ねる